皆川地区の歴史などをまとめた冊子を出版した斉藤さん

 【栃木】学悠館高の非常勤講師を務める斉藤弘(さいとうひろし)さん(61)=足利市福居町=が、皆川地区に残る明治時代の史料などを基に地域史をまとめた「栃木市皆川地区の歴史」を600部出版した。昨年度まで顧問を務めた同校の歴史研究部の生徒らと共に研究を続けてきた7年間の集大成だ。

 2013年、部員から自分たち独自の研究をしたいと相談を受けたのがきっかけだ。斉藤さんは、今も残っている明治時代の同地区の地誌について、そのままの内容で新たに刊行する「翻刻」を生徒たちに勧めた。斉藤さんも指導に当たりながら、当時の文章を読み解いたり、現存する寺院に赴いたりして生徒らと共に研究を続けた。

 冊子では、地区を構成していた八つの村を、テーマごと分けて全6章で紹介。第1章では地誌を基に地域の歴史を読み解き、第2章以降は研究結果から当時の暮らしぶりなどを考察している。