新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日光CCで7月2~5日に予定されていた男子ゴルフの「日本プロ選手権」の開催見送りが14日に決まった。県内では2012年に烏山城CCで開催されて以来、8年ぶり4度目となる国内メジャーの一つ。開催可否は6月15日の日本プロゴルフ協会(PGA)理事会で決まる見通しだが、関係者らからは落胆の声が聞こえた。

 出場が決まっている本県関係プロ。一昨年6位タイ、昨年11位タイと相性がいい作新学院高出の阿久津未来也(あくつみきや)(六甲国際GC)は「神戸から戻って今年も3回ラウンドするなど調整を進めてきた。予想はしていたが50%は開催の期待もあった。延期、中止でも次回は日光CCでというのが本音」とコメントした。

 予選を19位タイで突破して5回目の出場を決めている宇都宮市の遠藤彰(えんどうあきら)(フリー)は「開催すると信じ、7月第1週に照準を合わせて練習を積んできた。地元開催なので楽しみにしてきた。延期か中止ということだが、とても残念」と肩を落とした。

 県プロ会副会長で、PGAの植田浩史(うえだひろし)副会長は「地元なので120パーセント開催してもらいたいが、無理を押しての開催なら(日光CCとPGAが)お互いにしんどいものになる」と推量する。「後は倉本昌弘(くらもとまさひろ)会長と松本典文(まつもとのりふみ)日光CC理事長の話し合いを待つだけ」と苦しい胸の内を明かした。

 日光CCでは2003年に開催された「日本オープン」に続くメジャー開催。国内トッププロが一堂に会する予定だっただけに、開催先送りを残念がる地元住民も多い。

 大嶋一生(おおしまかずお)日光市長は「感染防止のためのつらい選択であったと思う。一日も早く感染症が収束し、日光で大会が開催され、多くのゴルフファンに日光を訪れていただきたいと願っている」などとコメントした。