約3週間ぶりに全館営業を再開した東武宇都宮百貨店本店=14日午前、宇都宮市

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて食品フロア以外を臨時休業していた東武宇都宮百貨店(宇都宮市)が14日、全3店舗で全館営業を再開した。

 国が7都府県に緊急事態宣言を出したことを踏まえ4月11日から営業時間を短縮し、県の緊急事態措置に基づく休業要請を受けて同20日からは食品フロア以外を臨時休業していた。

 約3週間ぶりの全館営業となったこの日、宇都宮市宮園町の本店では午前10時の開店に合わせ、従業員が正面入り口に集まった約40人の買い物客を出迎えた。

 休業していた1~9階に入るショップのうち9割が営業を再開した。約300の売り場にはマスク着用で買い物を楽しむ人たちの姿が見られた。お菓子と日用品を購入した日光市、主婦(72)は「普通に買い物を楽しめることが、どれほどありがたいことだったのか実感した」と話した。

 感染予防対策を行い、来店者には館内入り口でのアルコール消毒やマスク着用などの協力を呼び掛ける。終業時間も通常の午後7時でなく6時にし、今月中は水曜休業とする。

 東武宇都宮百貨店の中島孝昌(なかじまたかまさ)営業政策室長(51)は「全館営業できることに感謝の気持ちが非常に大きい。新しい生活様式に合わせてお客さまの買い物をお手伝いしていきたい」と語った。