新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 宇都宮市は13日、新型コロナウイルスへの感染が12日に確認された同市在住、70代女性の積極的疫学調査結果を発表した。女性は市内の医療機関で施設管理従事者として勤務しているが、外来患者との接触がないため院内感染の恐れはないという。感染経路は特定できていない。

 女性は4月30日の勤務後、37・4度の発熱とかぜ症状が出たほか、5月3、4日に倦怠(けんたい)感や下痢があった。5日以降、症状は治まったが食欲不振が続いたため12日、検査を受け陽性が判明した。現在症状はない。

 女性は5月1~9日のうち6日間、午前中に3時間程度勤務。同市保健所は、濃厚接触者の夫と同僚を13日に検査したが、2人とも陰性だった。集団感染のリスクを考慮し、女性の勤務日に入院し接触の可能性のあった患者14人も検査対象とした。4人は陰性で、残り10人は14日以降検査する。医療機関は13日、外来を休診し、消毒を実施した。

 女性は4月16~27日、2日に1回程度、友人を同乗させ自家用車で買い物に出ていた。

 一方、県と同市は13日、PCR検査を計53件実施し、結果は全て陰性だった。累計検査件数は2695件、退院者数は38人。