記者会見した荒川県教育長=13日午後、県庁南別館

 荒川政利(あらかわまさとし)県教育長は13日の定例記者会見で、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が本県で解除された場合には、「(県立学校の)臨時休業の解除も視野に入れる」と述べ、学校再開の前倒しを検討することを明らかにした。国の方針を見極めた上で判断するという。

 関係者によると、15日にも開かれるとみられる県の対策本部会議で、学校再開の前倒しを正式に決める見通し。再開日は調整しているという。

 国は本県などで緊急事態宣言を解除する方向で調整している。専門家会議を経て、14日にも宣言解除を正式に決める見通しだ。県教委は国の宣言解除を待って、31日までの休校期間の短縮を検討する。

 学校再開を前倒しした場合でも、当面はクラスを二つに分けるなどの分散登校を継続する。部活動の再開について、荒川教育長は「接触の多い柔道や剣道などは現実的に難しい」と述べ、慎重に判断する姿勢を示した。

 また県教委が4月29日~5月10日、高校生らを対象に行った無料通信アプリ「LINE(ライン)」上での相談事業には、116件の相談があったと報告。うち16件は休校に関する相談で、「入試制度が変わるのに授業がなくて不安」「大会が中止になり目標を失った」といった内容だったという。