新型コロナウイルス感染拡大による県内学生らの生活への影響

 宇都宮市のNPO法人とちぎユースサポーターズネットワークは12日、新型コロナウイルス感染拡大による生活への影響に関する、県内の大学生と専門学校生を対象としたアンケート結果を公表した。アルバイトができなくなるなどし、全体の24・5%は生活費が「足りていない」と回答。内定取り消しや就職活動が進まないなど、学生の苦しい現状が浮き彫りになった。

 アンケートは4月24日から今月7日の間、インターネット上で実施し、853件の回答を得た。

 アルバイトの頻度については「なくなった」が29・1%、「減った」が26・6%と半数以上の学生が影響を受けていた。生活費が「足りていない」は24・5%、「足りている」は59・2%、「分からない」は15・2%だった。

 自由記述では「バイトができず、生活費や学費を払うのにお金が足りない」「このような状況だと、在学し続けることはできない。学費を減らしてほしい」といった切実な声が寄せられた。

 就職や進路について27・7%は、変化が「ある」と回答。「ない」は20%、「分からない」は35・8%だった。回答の中には内定取り消しが複数件あったほか、選考やインターンシップの中止などもあった。

 全体のうち、1人暮らしは53・6%だった。「全く誰とも話さない日はありますか」との質問に、41・6%が「ある」と答えた。大学1年生からは、友達をつくる機会がないことを不安に感じる声が目立った。

 同法人によると、先を見通せない不安や人と会えないつらさを抱える学生が全体的に多かったが、「何かで誰かの役に立ちたい」という思いを持つ学生もいたという。

 同法人の岩井俊宗(いわいとしむね)代表理事(37)は「これだけの回答が集まったのは、自分たちの声を聞いてほしいという学生の思いの表れ。きちんと声に応えられるようにしたい」と話し、支援策の検討を進めている。