福田富一(ふくだとみかず)知事は12日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の「第2波」に備え、県民の外出自粛や休業などを再度要請する際の独自の判断基準を設ける方針を明らかにした。今後有識者らの意見を踏まえ、具体的な数値を公表する。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 県は11日から外出自粛と一部業種を除いた休業の要請を緩和したが、国内外では緩和後に再び感染が拡大した事例もある。福田知事は「経済活動を維持しながら感染拡大防止を長期にわたって行っていくため、分かりやすい判断基準を示したい」と述べた。

 基準の数値項目は、他自治体の事例を参考にする。具体的には感染経路不明の新規感染者数や増加比、PCR検査の陽性率などを検討しているという。

 本県は14日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく国の緊急事態宣言の対象区域から解除される見通しで、県は対象区域解除後に開く有識者会議で意見を聴取し、速やかに数値を公表する方針。

 一方、県が現在も休業を要請しているキャバレーやナイトクラブ、スポーツジムなど、全国でクラスター(感染者集団)の発生事例がある施設については、国の動向や各業界が作成しているガイドラインなどを踏まえ、14日以降に対応を判断するとした。

 また県と県遊技業協同組合が11日から実施している県内パチンコ店の巡回は、小山市が独自で行う同市内の12店舗を除き、18日までに約160店舗中20店舗程度を終える予定。以降は同組合が単独で巡回する。