宇都宮市PCR検査センターについて説明する佐藤市長=12日午後7時半、宇都宮市役所

 宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は12日、記者会見し、新型コロナウイルスの検査拡充を図るため「市PCR検査センター」を13日、同市竹林町の市保健所内に設置すると発表した。県が県内10カ所に設置を目指す「地域外来・検査センター」の第1号で、20日から本格運用。市内に臨時の検体採取所を設け、県内初のドライブスルー方式でPCR検査を実施する。一方、真岡市は、芳賀地区1市4町を担当する地域外来・検査センターの運営を県から正式に受託し、今月末にも開設する見通しだ。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 宇都宮市の検査センターは、市をはじめ市医師会、市歯科医師会、県看護協会が連携、医師1人、看護師3人、市保健所職員3人の計7人で運営する。開設期間は13日~8月12日の3カ月。ドライブスルー方式の検体採取は、毎週火、水、木、日曜の4日実施する。

 検査の対象者は、市内の医療機関で医師から検査が必要と診断され、症状が軽く自家用車で移動できる人。完全予約制で、1日最大12件まで対応し、結果は原則当日に判明する。13日に開設後、14、17、19日に試験運用し、20日から本格運用する。

 市の検査はこれまで、患者や患者が診察した医療機関が市保健所の帰国者・接触者相談センターに相談するのが唯一の方法だった。今回の設置で、感染が強く疑われる人は相談センター、発熱などの症状が軽い人は検査センターに役割が分担される。現在1日24人だった検査能力も、今月中旬以降に新しい検査機を導入することで12人分増える見込み。

 佐藤市長は「市民の検査機会が拡充される。市民の不安が軽減されるし、院内感染のリスクも減る」と期待を寄せた。

 一方、真岡市の石坂真一(いしざかしんいち)市長は12日、緊急記者会見し、地域外来・検査センターの運営を県から正式に同市が受託したことを明らかにした上で「今月末にも開設できると思う。ドライブスルー方式で行う方向だ」などと見通しを述べた。

 石坂市長によると、芳賀郡市医師会(小川松夫(おがわまつお)会長)の理事会が13日開かれ、医師会が検査センターの医療面に携わることなどが決定される予定という。