動画撮影のため演奏する上保さん(舞台左)と生沼さん

 【小山】新型コロナウイルスの影響で各種公演が軒並み中止となる中、市は8日、市民に本格的な音楽に触れる機会を提供しようと、市内在住の演奏家夫婦の動画を撮影した。動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネル(oyamacity)で18日以降に公開を予定している。

 演奏したのはバイオリン奏者上保朋子(じょうほともこ)さん(41)、ビオラ奏者生沼晴嗣(おいぬませいじ)さん(72)夫妻。ともに市の「小山評定ふるさと大使」を務め、市内外で演奏会を開いてきた。しかし出演予定だった年内のステージは全て中止に。上保さんは「世界から音楽がなくなってしまうのではないかと不安で悲しかった」と言う。

 一方、市も休校中の子どもや市民が文化芸術に触れる機会を失うことを懸念。上保さんらの思いを知り、2人の演奏を動画で配信することを決めた。

 撮影は市生涯学習センターで行った。2人はバッハの「G線上のアリア」など5曲を演奏。上保さんは「音楽が必要なときに聴いて元気になってもらえれば」、生沼さんは「笑いと愛と音楽とお酒を楽しみに、これからもできる限り頑張ります」と話した。

 テレビ小山やコミュニティーラジオ「おーラジ」でも放送する。