佐藤さんが4月に開いたオンラインでのお茶会の様子(佐藤さん提供)

 【宇都宮】新型コロナウイルスの影響を受けて、不安を抱える妊娠中や産後の女性は少なくない。外出がままならない上に出産時の立ち会いが制限されたり、育児を学ぶ講座や交流の場がなくなったりするなど、想定外の状況に直面しているからだ。こうした中、産前産後の女性の孤立を防ごうと、市内の専門家や助産師がオンラインでの支援に乗り出した。

 市在住の産後インストラクター佐藤直子(さとうなおこ)さん(42)は4月下旬、ビデオ会議アプリ「ズーム」を使った「お茶会」を企画した。

 初めて開いた4月27日は、産後4カ月~1年の計5人が自宅から参加。家での過ごし方や育児の悩みを語り合ったほか、心身をほぐす呼吸法やストレッチを実践し、「同じ立場の人と話せてうれしかった」「自信が持てた」と前向きな感想が寄せられたという。

 「不安や悩みをざっくばらんに話せる場にしたい」と佐藤さん。次回は28日午前10時半~11時半で、簡単に作れる料理なども紹介する予定だ。参加無料で希望者は、佐藤さんのブログから申し込む。

 また、オンラインで産前産後の相談事業に取り組む市在住の助産師上田美和(うえだみわ)さん(44)も20、27の両日午後1時半から、ズームを使った参加無料の「おしゃべりサロン」を開く。定員は各日8人。現在参加者を募っており、ブログ「和ごころひといき村」に詳細を掲載している。

 市子ども家庭課によると、妊娠6~9カ月の妊婦を対象としたママパパ学級は感染拡大を防ぐため、6月末まで中止。保健師らが母子宅を訪ねる「赤ちゃん訪問」は、希望する家庭を対象に継続する方針という。

 妊産婦と赤ちゃんの健康などについては、専用電話「子ども総合相談」(028・632・2525)を開設しており、同課は「不安があったら気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。