専門店の営業を再開したベルモール=11日午後、宇都宮市

感染防止対策への協力を呼び掛ける看板が設置されたWILD-1小山店の出入り口=11日午後、小山市

専門店の営業を再開したベルモール=11日午後、宇都宮市 感染防止対策への協力を呼び掛ける看板が設置されたWILD-1小山店の出入り口=11日午後、小山市

 県が新型コロナウイルス特措法に基づく休業、外出自粛要請を緩和した11日、営業を再開した大型商業施設には待ちわびた客らが足を運んだ。店内では「3密」の回避などあらゆる対策が施され、関係者は再開に安堵(あんど)しつつも、感染予防に神経をとがらせている。

 大型商業施設「ベルモール」(宇都宮市)の専門店は105のテナントのうち9割以上が営業を再開し、買い物やフードコートで食事を楽しむ人たちの姿が見られた。

 「3密」の回避や設備の除菌を徹底するなど感染予防対策をし、集客目的の広告宣伝は自粛する。また一部テナントは入店制限を設け、客がソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保って列を作った。

 宇都宮市、会社員小林泰久(こばやしやすひさ)さん(55)は「いつもここで買い物している。たまに食事をすることもあるので、フードコートが再開してよかった」と話した。

 ホームセンターのカンセキ(宇都宮市)が展開するアウトドア専門店「WILD-1」は11日、全21店舗のうち県内などの14店舗の営業を再開した。

 小山店(小山市)では、出入り口前にできるだけ小人数・短時間での来店などを呼び掛ける看板を設置し、約3週間ぶりに買い物客を迎えた。

 斉藤健寿(さいとうけんじゅ)店長(48)は「いつまで続くのか不安があったので、オープンできたことには喜びを感じる」と述べた。一方で、感染拡大への懸念から、密集防止策として店内の床に90センチ間隔でテープを貼るなどの対策を講じた。

 このほかの商業施設も再開へ動きだしている。

 イオンモール佐野新都市(佐野市)と小山(小山市)は13日、専門店街の営業を再開する。同社は「行政からの新たな要請内容を精査した」としている。一部店舗は休業を継続する。

 JR宇都宮駅ビル「パセオ」(宇都宮市)とJR小山駅ビル「VAL小山」(小山市)も14日、全館営業に切り替える。

 那須ハイランドパーク(那須町)は16日、営業を再開する。屋外のアトラクションを中心に稼働させる。再開に先立って13~15日、本県在住者を対象に無料開放する。