休刊を伝える両毛新聞の9日付1面

日刊紙休刊を発表した両毛新聞社=11日午後、足利市巴町

休刊を伝える両毛新聞の9日付1面 日刊紙休刊を発表した両毛新聞社=11日午後、足利市巴町

 両毛新聞社(足利市巴町、岡部功(おかべいさお)社長)は、足利市内で発行している地域紙「両毛新聞」を9日付で休刊した。新聞離れなどによる厳しい経営環境や配達員の慢性的な人手不足に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月以降の広告収入の減少などが休刊の理由としている。

 同紙は日曜日、祝日・休日を除く平日に発行している日刊紙で、1部60円、1カ月1500円で販売していた。同社によると、発行部数は3300部。新聞発行は休止するが、会社は当面存続するという。

 同紙は前身の「足利日報」を経て1946年創刊。同市内の政治、経済、行政のニュースや地域の話題などを掲載してきた。

 9日付1面で「本紙74年の歴史に幕」として、休刊を発表。記事では、岡部社長と社員一同の連名で「市民の皆様に支えられ、微力ながら地元紙としての使命を果たすべく、社員一丸となって奮闘して参りました」と振り返った上で、読者や広告主への謝意を記した。担当者は「さまざまな要因が重なった。発行再開の見通しは立っていない」としている。