巡回後、パチンコ店の感染防止対応を確認する小山市職員=11日午後3時5分、小山市内

 新型コロナウイルス特措法に基づく休業や外出自粛の要請が緩和された11日、県と県遊技業協同組合は県内のパチンコ店の巡回確認を始めた。営業再開に当たって県民から不安の声も上がる中、十分な感染防止対策を講じているか見て回った。小山市は「県外からの利用客が流入する恐れがある」として、独自の巡回に取り組んでいる。

 県内のパチンコ店は、県から10日までの休業要請が出されていた。県が決定した新たな対応方針に伴い、パチンコ店も感染防止対策が徹底されていれば、11日からの営業再開が認められた。

 県外客の流入を懸念する県民の不安を取り除こうと、県と同組合はこの日、県内の2店舗を巡回。マスクの着用や利用者が退店した後の消毒作業など、複数の項目について確認した。

 特定警戒都道府県の茨城県に隣接する小山市は、10日から独自に市内全12店の巡回活動を始めた。市職員と店舗のある地域の自治会長らが毎日、全店舗を確認する。

 2日目となった11日午後、市内のパチンコ店では市職員3人と自治会長の計4人が確認作業に当たっていた。入場制限やスロット台の間引き対応、県外からの利用客制限など主に6項目を約1時間かけてチェックした。

 同店の40代男性店長は「基本的な感染予防に加え、出入り口で利用客の検温を徹底している。県外からの来店の問い合わせは、全て断っている」と明かす。

 市は31日まで巡回活動を予定しており、「対策が不十分な場合は店に対応を求め、改善が見られない場合には県に報告することも検討する」とした。

 県遊技業協同組合の金淳次(きんじゅんじ)理事長(65)は「巡回は対策をしっかりしているかの確認にもなる。県の太鼓判があれば県民の安心にもつながる」と話した。