出前を運ぶタクシー。貨物の表示がある

 【下野】市は市内の飲食店が、出前に市内のタクシー会社の宅配代行を利用する際に補助金を出す制度を始めた。新型コロナウイルスの影響で、ともに苦境に陥っている飲食店とタクシー会社を結びつけて支援する。

 市内でも新型コロナウイルスの影響で来店客が減り、弁当やテークアウトにシフトしている飲食店が増えているが、出前にまで手が回らない店もあるという。

 補助の対象となる宅配代行のタクシー会社は小金井タクシーと石橋タクシーの2社。両社は、客が減っているタクシー業界を支援する国の新型コロナ対策の特例措置により、食品を運べる有償運送許可を受けている。

 補助額は1回につき最大750円。タクシー会社は、30分1500円の配送料を設定しており、小売店や飲食店は、補助額を差し引いた金額をタクシー会社に支払う。タクシー会社は、実績報告書を添付して市に申請し、補助金を受け取る仕組み。

 市内では石橋商工会と下野市商工会が、テークアウトや出前に対応している飲食店の情報を集めた特設サイト「しもつけエール飯」を開設している。市商工観光課では「外食を自粛している市民の皆さんにはこうしたサイトを利用して、市内の飲食店を支援していただければ」としている。