【那須塩原】2019年度のふるさと納税の市への寄付額が過去最高の計4億4700万円(速報値)に上り、08年度の制度開始以降、県内自治体で最高額となる見通しであることが11日までに、市のまとめで分かった。ふるさと納税サイトへの掲載品目を増やしたことなどが奏功した。市は4月、新たな使途として「新型コロナウイルス感染症対策事業」を追加し、「長期戦を見据え、広く支援してほしい」と呼び掛けている。

 これまでの寄付獲得の県内最高額は、18年度の矢板市の約3億8500万円。

 19年度の那須塩原市の寄付獲得額は前年度の1・8倍で、約2億円増えた。件数は約2万1700件で、前年度の約2・5倍に上った。人気の返礼品は、市内に生産工場がある野菜ジュースや地元の温泉宿泊券で、合わせて約2億9千万円の寄付を獲得した。

 市企画政策課によると、活用している二つのふるさと納税サイトのうち、一つは返礼品の掲載数が約50品目と少なかったため、19年度は品目を3倍程度増やすなど充実させた。その結果、同サイトでの寄付件数が前年度の10倍以上に増えたという。