栃木県警が認知した児童虐待が最多となった2019年。専門家は増加の背景について、「親が社会の中で孤立し、問題を抱えていることが多い」と分析する。孤立は、虐待の原因となるいら立ちをためやすく、子どもがはけ口になってしまう傾向にあるという。

 子ども虐待防止ネットワークとちぎの福田雅章(ふくだまさあき)代表(59)によると、親の孤立とは、子育てについて、困ったときに気軽に相談したり手伝ってもらったりできる親族や近隣住民などがいない状態のこと。親の孤立が進む要因として、共働きやシングルマザーなどの一人親、働く高齢者の増加を挙げる。