県内の児童虐待認知状況

 栃木県警が2019年に認知した児童虐待は前年比179件増の402件、被害児童は248人増の587人に上り、いずれも現在の形で統計を取り始めた07年以降で最多だったことが10日までに、県警のまとめで分かった。全国で児童虐待事件が相次いだことで住民の意識が高まり、通報が増加したことが一因という。県警は「児童相談所(児相)や市町と協力し、児童の安全確保のために必要な対応を取っていく」としている。

 県警によると、認知件数は前年の約1.8倍、児童数も約1.7倍に増加した。被害児童の内訳は、暴言などで心を傷つける心理的虐待が前年比151人増の316人と、全体の半数以上を占めた。うち144人は児童の前で配偶者に暴力を振るうなどの「面前ドメスティックバイオレンス(DV)」だった。