「共感の鐘」を鳴らす輪王寺職員=10日午後5時、日光市山内

 新型コロナウイルスと闘う医療関係者に感謝し、全国の寺院が釣り鐘を鳴らす運動「共感の鐘」が10日始まり、栃木県日光市山内の世界遺産「日光山輪王寺」でも厳かな鐘の音が響いた。

 この運動は、長野市の善光寺が全国ゆかりの寺社に呼び掛け、5月中の毎週日曜午後5時に行う。輪王寺は毎日行う。善光寺によると、県内では10日現在、輪王寺と益子町の円通寺が賛同している。

 この日は拝観停止で境内が閑散とした中、職員が三仏堂の隣にある鐘を5回鳴らし、感謝や患者らへのお見舞い、亡くなった人への追悼の祈りをささげた。鈴木常元(すずきじょうげん)総務部長(63)は「医療現場の方などを励ます音となってほしい。感染防止への注意喚起にもなる」と話した。