寄贈されたマスクを着用する市営駐輪場のスタッフ。「肌触りがいい」と好評だった

会員3人が手作りしたマスクは200枚。袋や封筒に入れ、各駐輪場に届けられた

寄贈されたマスクを着用する市営駐輪場のスタッフ。「肌触りがいい」と好評だった 会員3人が手作りしたマスクは200枚。袋や封筒に入れ、各駐輪場に届けられた

 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるが、拡大防止に必要なマスクはなかなか出回らず…。宇都宮市シルバー人材センター(須藤浩二(すどうこうじ)事務局長)では、人と接する機会の多い市営駐輪場のスタッフのマスクを確保しようと、仲間の会員有志が手作りに乗り出した。

 同センターは市営駐輪場の指定管理をしており、10カ所の駐輪場に約180人の会員が従事している。最近ではマスクの品薄が続き、スタッフからは「入手しにくく困っている」といった声が。そんな声を聞いた女性会員3人が「ボランティアでマスクを作りたい」と申し出てくれたという。

 3人は、同センター会員が参加する手芸クラブのメンバー。マスク作りに必要なガーゼやゴムも品薄の中、なんとか材料を調達して200枚の布マスクを作成した。作り方のこつを有志の1人(67)に聞くと、「ガーゼが手に入りにくい場合、自宅にあるさらしなどでも代用できますよ。これから暑くなるので、熱がこもりにくい素材がお薦め」と教えてくれた。

 マスクは4月末に各駐輪場へ届けられ、「JR宇都宮駅東口第2」では7人のスタッフが早速、布マスクを着用。班長の原田実(はらだみのる)さん(72)は「市販のマスクより肌触りがいい。確保が難しい中、ありがたい」と喜んでいた。