雨にたたられた日もあったものの、おおむね好天に恵まれた大型連休。こんな年に限って、とうらめしく思った人も多かったろう▼晴れても外出がはばかられる中、クールビズがスタートした。期間が示される最後の年で話題になりそうなのだが、新型コロナ禍に押しのけられ、まさにひっそりとだ▼取り組みが始まった2005年、導入を主導した小池百合子(こいけゆりこ)環境相(当時)が手にしたボードには「COOL BIZ(クール ビズ)」と記されていた。15年たった今、都知事として掲げるのは「NO 3密」「STAY HOME(ステイ ホーム)」。流行語になっても喜べない▼当初6月1日~9月30日だった期間は、開始が1カ月前倒しになり、終了も10月中の自己判断による対応が推奨される。拡大は東日本大震災によるものもあったが、温暖化の進行が主な要因である▼宇都宮気象台のデータによると、宇都宮市の5月の最高気温平均値は、05年の22.1度から19年の25.5度に上昇した。夏日・真夏日は5月、10月とも倍増している。スーツにネクタイは、さすがに辛い▼この先、気が重いのはマスク着用だ。新型コロナの先行きは見えず、2波、3波の懸念もある。しばらくは手放せない。でも我慢するしかない。一日も早い終息を願いながら、暑さ、息苦しさと闘いたい。