収穫したニンジンを手にする宇都宮動物園の飼育員

ニンジンを収穫する桜井さん(左)と宇都宮動物園の飼育員

桜井さんの畑から収穫したニンジン

収穫したニンジンを手にする宇都宮動物園の飼育員 ニンジンを収穫する桜井さん(左)と宇都宮動物園の飼育員 桜井さんの畑から収穫したニンジン

 【那須烏山】福岡の農業桜井正男(さくらいまさお)さん(73)は3日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休園している宇都宮市上金井町の宇都宮動物園に自作のニンジンを寄付した。

 同日行われた収穫作業では、桜井さんと同園の飼育員、両者を取り持った高根沢町光陽台2丁目、飲食業片岡千晴(かたおかちはる)さん(61)の3人が約2時間かけ、桜井さんの畑から2トントラック1台分のニンジンを掘り出した。

 同園は4月20日から休園し、同月の来園者数は前年より9割以上減少した。休園中でも動物に餌を与え続けなければならないため、野菜や果物、肉などの寄付を受け付けていた。桜井さんは片岡さんを通じて園の窮状を知り、「自分の作ったニンジンが動物の役に立つなら提供したい」と支援を申し出た。

 ニンジンはキリンやゾウ、カバ、ウサギなどに与えられ、同園の荒井賢治(あらいけんじ)園長(56)は「餌の確保が困難になる中で協力いただき、大変ありがたい」と感謝していた。同園は11日に開園する予定。