ゴールデンウイーク(GW)期間中の3~5日、道の駅那須高原友愛の森(那須町高久乙)付近の交通量が前年に比べ6割減少したことが8日、町観光商工課のまとめで分かった。同道の駅は県道那須高原線(那須街道)沿いにあり、例年は渋滞のメッカ。新型コロナウイルス感染防止対策として町が非常事態宣言を行った期間中の調査で、同課は「大半の店舗が営業を自粛するなど効果が出た」と分析している。

 調査は午前9時~午後3時(休憩1時間)に実施。調査地点の那須街道を通過した車両は3585台で、前年の8946台を大幅に下回った。これまでは2018年が8561台、17年が8961台など、過去5年間(16年は実施せず)はいずれも8千台超え。東日本大震災のあった11年でも6千台近い通行があった。

 同課は「国の緊急事態宣言で首都圏客が外出を控え、町内のレジャー施設なども営業を自粛した結果」と推測。通過した車両のうち県外ナンバーは1036台で、このうち首都圏ナンバーは2割だった。

 一方、地元の「那須」ナンバーの通行量は前年比3倍近くに。同課は「例年は渋滞を避ける町内の車が、那須街道がすいているために生活必需品の購入などを普段通り行えた」とみる。

 町は非常事態宣言を7日から「警戒期間」に切り替え、31日まで引き続き警戒している。同課の阿久津正樹(あくつまさき)課長は「今後の感染状況次第だが、移動の自粛などが緩和に向かっても感染防止対策を徹底したい」などと話した。