宇都宮市は8日、同市在住の70代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。7日に感染が確認された60代女性の夫で、濃厚接触者の1人。もう1人の濃厚接触者である娘は陰性だった。2人の感染経路は特定できていないという。

 県内で確認された感染者は計56人となった。

 男性は4月25日に37.5度の発熱があり、28日に吐き気、下痢などの症状が出た。5月4日以降は症状がなかったが、妻の感染が確認されたため検査を受け陽性が判明した。現在も症状はない。

 妻は4月28日に37度台の発熱とせき、倦怠(けんたい)感などの症状が出た。5月7日に医療機関を受診し肺炎が確認されたため、検査を受けた。現在は嗅覚異常のみという。

 男性は10~25日、ウオーキングやスーパーでの短時間の買い物を除き、外出しなかったという。妻は4月15日に友人と県内で買い物と食事をしたほか、同24日に市内の福祉施設で奉仕作業を行ったが、男性より発症が遅く同市保健所は「感染経路を断定する決め手がない」としている。

 県緊急事態措置の見直しを踏まえ、同市は11日以降、イベントの規制緩和や市有施設の再開を検討しているが、2人の感染確認による影響はないという。

 一方、県は8日、計54件検査し、結果は全て陰性だった。同市は計18件を検査。県と同市の同日までの累計検査件数は2431件。退院者数は25人。