福田富一(ふくだとみかず)知事は8日、新型コロナウイルス感染症患者の治療に当たる医療従事者への応援金と、入院患者を受け入れる医療機関に対する協力金の制度を創設すると発表した。厳しい業務に従事する医療関係者や、患者に対応するためのコストが増えている医療機関を支援する狙い。医療従事者への応援金は県民や企業、団体から広く寄付金を募る。

 医療機関への協力金は患者の受け入れ実績に応じて支払う。協力金と応援金の条件や額は、今後他県の事例を参考にしながら詳細を詰めていく。医療従事者への応援寄付金は11日に口座を開設。ふるさと納税も財源に充てる。県議会6月通常会議に提出する補正予算案に、関連費を盛り込む予定だ。

 福田知事は8日の臨時記者会見で「厳しい業務を続ける医療従事者に十分な処遇をしたい一方、経営が悪化している医療機関もあると聞く」と背景を説明。「応援金はオール栃木で感謝の気持ちが伝えられるよう広く募っていきたい」と述べた。

 また県は11日、「新型コロナウイルス施設・生活相談センター」を開設する。休業要請を含めた県緊急事態措置の内容や、「新しい生活様式」に関する相談、労働・経営・生活困窮などの各種相談窓口の案内を受け付ける。028・623・2826(平日午前9時~午後5時)。