神職ら少人数で行われた開山祭=8日午前、那須岳

 「那須嶽(だけ)神社開山祭」が8日、那須町湯本の那須岳(茶臼岳)登山道にある「山の神」で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大で同町が登山自粛を要請しているため、例年行っている那須岳山頂ではなく登山口付近で実施した。

 例年は警察や消防、山岳関係者、登山客ら約300人が参加し、登山シーズンの幕開けを告げる伝統行事だが、この日は神職含めわずか4人。那須温泉神社の人見文治禰宜(ひとみふみはるねぎ)(55)が神事を行った後、3人がそれぞれ玉串をささげた。

 人見禰宜は「山頂で式を行う場合は使わない祭壇を初めて使った。山の安全に加え、新型コロナの終息を祈願した」などと述べた。那須山岳救助隊によると、連休中の登山客は例年の1割程度だった。