新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 群馬県は6日、同県内の医療機関への救急搬送後に死亡した本県在住の60代男性が、その後の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと発表した。栃木県によると、県内在住の感染者の死亡は初めて。遺族の意向により居住市町名は公表しない。

 群馬県内での感染判明のため、同県の感染者として計上されるという。

 男性は5日未明、群馬県太田市内で車を運転中に単独事故を起こし、巡回中の警察官が発見。事故処理を終えた後にタクシーで近くの勤務先に移動した。午前6時ごろに「息苦しい」などと体調不良を訴え、医療機関に救急搬送されたが、間もなく死亡が確認された。肺炎の疑いがあったためPCR検査を行ったところ、6日に陽性が判明した。

 男性は基礎疾患があり、死因は肺炎という。2日に発熱やせきの症状があった。アルバイトとして勤務しており、不特定多数の人と接する仕事ではないという。1日以降は出勤していなかった。

 群馬県の7日の発表では、同県内での濃厚接触者は事故の対応に当たった警察官2人、救急要請に関わった2人、タクシー運転手1人の計5人。本県でも県内での行動歴や、濃厚接触者の調査を行っている。