利活用の公募が延期となった一条中跡地

 【宇都宮】一条中跡地(一条1丁目)の利活用について市は7日までに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月以降に予定していた民間事業者公募を当面の間延期することを決めた。収束に伴う市民生活の状況や社会経済情勢などの動向を見極めた上、改めて判断する。

 同校は2016年に移転。市は跡地を当初、公共利用を軸として活用する方針だった。昨年11月、土地を市が保有したまま民間による利活用に方針転換。民間から利活用を公募し、優先交渉権者を決定する考えを示している。

 市は、市議や地域住民、商工関係団への説明や対話型市場調査を実施。調査では、商業施設などと共に公共的な広場など憩いの空間や地域交流スペースといった機能を必要としており、公募の募集要項を策定していた。

 しかし、新型コロナの感染拡大により、同市場調査に参加した事業者の多くが、先行き不透明な中、事業収支が立たないなど、長期的な事業計画を固めることが困難な状況になった。