早期終息祈願の祝詞を神前に奏上する大前神社の根本権禰宜

 新型コロナウイルス感染拡大の早期終息を願う祈願祭が6日、青年神職が在籍する国内約3千の神社で一斉に営まれ、本県でも真岡市東郷の大前(おおさき)神社や上三川町しらさぎ1丁目の白鷺(しらさぎ)神社など28社で実施された。40歳以下の全国の若手神職でつくる団体が呼び掛け、各地の神社が疫病退散の祭事を同じ日に行う初の取り組みとなった。各社は「密閉、密集、密接」の3密にならないよう参列者を限定するなど対策を講じた上で、青年神職が早期終息祈願の祝詞をそれぞれの神前にささげた。

 40歳以下の神職で組織する「神道青年全国協議会」(東京都渋谷区、金田祐季(かねだゆうき)会長、約3300人)が、一刻も早い終息を各地で願おうと全国の会員と申し合わせて主催した。

 このうち大前(おおさき)神社では、根本直樹(ねもとなおき)(37)、井上潤一(いのうえじゅんいち)(31)両権禰宜(ごんねぎ)が拝殿で祈願祭を斎行した。

 柳田耕太(やなぎたこうた)宮司(70)とみこ2人のみが参列する中、井上権禰宜が大祓詞(おおはらえことば)を奏上し疫病禍をはらった後、根本権禰宜が自ら考案した早期終息祈願の祝詞を厳かに神前に奏上した。

 根本権禰宜は「市民、そして感染拡大防止に努める医療関係者の健康を祈りつつ、一日も早い感染症の克服を願った」と語った。

 白鷺(しらさぎ)神社の社殿では上野敬則(うえのたかのり)禰宜(ねぎ)(36)が、一日も早い終息を祈る祝詞を読み上げた。上野禰宜は「新型コロナウイルスが一日も早く終息し、平和な日々が戻るようお祈りしました」と話した。

 県内の祈願祭を主管した県青年神職むすび会会長で岩崎神社(日光市岩崎)の田辺雅祥(たなべまさよし)禰宜(36)は「各社の祭神に祈願することにより、国内だけでなく世界規模での早期終息につなげたい」としている。