くわ入れする佐藤市長(左から3人目)と福田知事(左から4人目)ら=28日正午、宇都宮市宮みらい

 宇都宮市や芳賀町などが進める次世代型路面電車(LRT)事業の起工式が28日、優先整備区間の発着点となるJR宇都宮駅東口(同市宮みらい)であった。関係者約200人が出席し、くわ入れなどをして始動を宣言した。全国初となる全線新設のLRT整備は6月に着工し、2022年3月の開業を目指す。

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 式には、宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長や芳賀町の見目匡(けんもくただし)町長をはじめ、福田富一(ふくだとみかず)知事や県選出の国会議員、沿線自治会の関係者らが出席した。
佐藤市長はあいさつで、LRTについて「新たな都市の価値や魅力を高めていくことができる」とした上で、整備工事にあたっては「日常生活への影響を最小限に抑え、万全の安全対策を講じる」などと語った。

 福田知事は「全国初の全線新設によるLRT事業が動きだすという、歴史的な場に立ち会うことができて非常に感慨深い。一日も早く開業が迎えられるように期待する」などと祝辞を述べた。見目町長は式の終了後、報道陣の取材に「計画が進み、着工の運びになったのは感無量」と話した。 市によると、今年3月20日に国の工事施行認可を受けた後、用地測量に向けたルート周辺の現地調査などに着手していた。工事は6月4日、LRTが走る鬼怒通りの中央分離帯の撤去から始める予定。その後、鬼怒川を渡る橋や同市下平出町の車両基地を優先的に整備し、4年後の開業を目指すとしている。