日光ホテルズ(日光市安川町、阿原正昭(あはらまさあき)社長)は11月1日、日光市安川町の西参道沿いに新築中の全室スイートルームの富裕層向け高級ホテル「日光西町倶楽部(くらぶ)あらとうと」を開業する。同社が経営する同市内のホテルは五つ目になり、低価格帯から富裕層向けまで異なるタイプの宿泊施設を提供できるようになる。

 同社は、JR日光駅前の旅行客向け都市型温泉ホテル、霧降高原近くのカジュアルなリゾート温泉ホテル2カ所、低予算旅行者に対応したJRと東武駅近くの朝食無料ビジネスホテルを経営している。

 あらとうとは松尾芭蕉が日光で詠んだ句にちなんで名付けた。隣接地は江戸期には日光奉行所、昭和期には古河電工の迎賓館「入町倶楽部」があり、歴史的な背景を踏まえて設計した。

 円柱形の本館と離れがあり、本館外壁は一部を炭色にするなど二社一寺山内の杉巨木に溶け込むよう「和」の趣を出した。館内や部屋には大谷石の石材をふんだんに配し、壁や床を杉などの無垢(むく)材にして温かみと落ち着きを持たせた。

 基本的な料金は1泊2食付きで1人税別5万円。総投資額は約6億円。