パリへの家族旅行の体験を基に絵本を出版したブレックスのウィリアムズ

 B1宇都宮ブレックスのジャワッド・ウィリアムズ(37)が、一家のパリ旅行体験を基にしたオリジナル絵本「Nailah(ナイラ)&Nash(ナッシュ) Take Paris」を出版し、話題を集めている。苦労の末に大学を卒業し、夢を実現したウィリアムズは「私の子供が経験した感動をみんなで共有し、より世界に目を向けてほしい」と多くの子どもたちに読んでもらうことを願っている。

 絵本に登場するのは本人と妻、長女ナイラと長男ナッシュの家族4人。凱旋(がいせん)門の周囲に整備された環状交差点を多くの車が行き交う光景を目の当たりにしたきょうだいは「レースをやってるよ」と興奮気味。一家はエッフェル塔で「何て大きい建物なんだ」と驚きの声を上げ、夜間のライトアップされた街並みの美しさにも感動。シエラ・アレハンドロ氏が描いた柔らかいタッチの挿絵が情景をうまく表現している。

 米国出身のウィリアムズはアメリカやフランスなど世界7カ国でプレーし、BリーグではA東京でリーグ2連覇に貢献。今季途中からブレックスに加入した。

 決して裕福とはいえない地域で生まれ育ったウィリアムズが、プレーの傍らで力を入れてきたのが社会貢献活動。米NBAキャバリアーズでプレーしていた2010年には、子どもの教育支援などを目的としたNPO団体「Strive To Excel」を設立。以来、バスケットボール教室などを通じて自身の経験を子どもたちに伝える活動を続けている。絵本の収益は団体の運営費に充てられる。

 「旅をし、新しい文化を経験することが最も素晴らしい教育の形だと信じている」とウィリアムズ。絵本はAmazon.comの電子書籍リーダー「Kindle」で閲覧できる。