【那須塩原・日光・栃木】新型コロナウイルス感染が拡大する中、県内首長が動画で発信する動きが増えている。住民への注意喚起だけでなく、市外の人たちに向けた訪問自粛要請など、メッセージはさまざま。各自治体は、直接訴え掛ける効果を期待している。

 先月24日に非常事態を宣言した那須塩原市の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は同日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で同宣言の趣旨を説明した。視聴者がコメントを残せるため、渡辺市長は「双方向のコミュニケーションにつながれば」と話す。

 同市はもともとユーチューブで市の活動を伝えている。以前は1カ月1、2本だったが、新型コロナ感染拡大を受け一変。3月3日以降、4月27日までに9本を数える。

 県内で最も早く非常事態を宣言した栃木市は同市樋ノ口町のケーブルテレビの協力で動画を作成し、同14日から市ホームページ(HP)で公開。大川秀子(おおかわひでこ)市長は「気持ちを一つにして難局を乗り越えましょう」と呼び掛けている。

 多くの観光スポットを抱える日光市は大型連休前の同24日、訪問自粛を要請するメッセージ動画を市HPにアップ。動画の中で大嶋一生(おおしまかずお)市長は「今は来ることを控えていただくことを強くお願いします。終息後には心より歓迎申し上げます」と語り掛けた。

 同30日にも更新するなど、配信は4回に上る。改めて来訪自粛を呼び掛けるとともに、市民に買い物は必要最少人数で出掛けることなども求めている。