一般患者の診察をする簗瀬さん=埼玉県久喜市

 東京五輪柔道の医療スタッフに宇都宮市出身で獨協医大埼玉医療センターの整形外科医簗瀬司(やなせつかさ)さん(29)=埼玉県越谷市=が選ばれた。全日本柔道連盟の医科学委員会から推薦され、競技会場となる日本武道館などでけがをした選手らの処置に当たる。五輪開催は1年延期が決まったが、「五輪に携われるのは光栄。一番は選手たちが安心して試合をできること。けがが付きものの競技なので初期対応に万全を期したい」と意気込んでいる。

 簗瀬さんは田原小1年から柔道を始め、田原中では全国大会5位、宇都宮高3年時は90キロ級で県大会準優勝。獨協医大では背負い投げを武器に、東日本の医学生が集う大会で6連覇した。

 「柔道があるから今がある。恩返しをしたい」。医師となってからは都内の小中学や高校などの大会を救護係としてサポート。国際大会にも医療スタッフとして参加。昨年開かれた世界選手権大会の会場ドクターも担当し、東京五輪のスタッフにも選ばれた。