新型コロナウイルス感染を判定するPCR検査。少し前までアルファベットの順番に迷っていた。感染拡大が始まった頃、体内の炎症反応を示すCRPの検査を何度か受けたからだ▼ちまたには略語だけでなく、外来語やカタカナ語も氾濫する。新型コロナ関連でもオーバーシュート(爆発的患者急増)、ロックダウン(都市封鎖)、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)など次々と新しい言葉が出てきた▼紙面では説明や訳語、さらには別添の「メモ」を掲載するなど工夫はしている。それでも分かりづらい場合はある。読者からお叱りを受けることもあり、反省しきりだ▼県は今春、デジタル戦略室を新設した。同時に発足した行政改革ICT推進課は、名称に初めてアルファベットが用いられた。本年度の目玉で期待を背負っての船出だったが、新型コロナに出はなをくじかれた▼1年後の戦略立案に向け動きだしたメンバーは、デジタル系が専門の職員ばかりとは限らない。だが、戦略室幹部は「今やらないと時代に取り残される。県民にどう伝えるかも考えないと」。勉強しながらの業務が続く▼戦略にもまた耳慣れない横文字が並ぶのだろう。施策が成果を上げれば県民の理解度も上がっていくはずだ。それが、「コロナ後」の復旧・復興の原動力になるのは間違いない。