こいのぼりが水面を彩る巴波川=1日午前10時半、栃木市倭町

 色とりどりのこいのぼりが青空にそよぐ栃木市中心部の巴波(うずま)川。毎年多くの観光客を楽しませている遊覧船も、今はひっそりと川岸で新型コロナウイルスの終息を待っている。

 ゴールデンウイークが一番の書き入れ時というNPO法人「蔵の街遊覧船」は6日までの休業を予定しているが、再開の見通しは立っていない。同法人の船頭マネージャー中村明雄(なかむらあきお)さん(62)によると、台風19号被災の営業中止以来、本格的な運航ができない状況という。

 そんな中でも、関係者が市民らを元気づけようと例年通り巴波川にこいのぼりを掲揚。1151匹が10日まで川面を彩り、遊覧船の運航再開を待ち望む。中村さんは再開の日を見据え「船頭たちには船頭唄の練習をするよう呼び掛けている。今まで以上のおもてなしをしたい」と話した。