2月に県内の旅館やホテルに泊まった外国人旅行者は前年同月比18.2%(4020人)減の延べ1万8080人と推計されることが30日、観光庁の宿泊旅行統計(速報値)で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響とみられる。41.3%減となった全国平均に比べると、減少幅は一定程度踏みとどまった。

 一方、同時に発表された3月分の全国規模の速報値は、外国人に加え、日本人宿泊者数も現在の調査方法となった2010年4月以降で最も少なく、減少率も最大だった。本県も厳しい落ち込みが予想される。

 同調査によると、県内の過去5年間の2月で比べると、17年(1万6580人)の次に少ない外国人宿泊者数だった。今年1月は1万9540人で前年同月比1.8%減だった。

 2月の国籍別では台湾が全体の22%で最多。タイが15%で続き、感染がいち早く拡大した中国、欧州が10%で並んだ。中国が10%以下となるのは17年4月以来。

 一方、日本人も含めた2月の延べ宿泊者数は57万2570人で3.4%増。宿泊施設の客室稼働率は43.1%で1.4ポイント増。コロナ禍が広がる中で延べ宿泊者数、客室稼働率がともに上昇した県は全国でも少ないが、稼働率自体は全国平均(52.7%)を割っている。