入院中の60代女性が死亡したのは手術後の対応に過失があったからだとして、遺族2人が佐野厚生総合病院を運営する佐野厚生農業協同組合連合会(佐野厚生連)に計約4800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日までに、宇都宮地裁であった。河本晶子(かわもとあきこ)裁判長(大寄久(おおよりひさし)裁判長代読)は「検査と治療をしていれば、生存していたと認められる」とし、請求通りの支払いを命じる判決を言い渡した。4月16日付。被告は判決を不服として、東京高裁に同月23日付で控訴した。

 判決によると、女性は2013年10月、同病院に入院し外科手術を受けた。手術後の11月初旬から、頭痛や吐き気などの症状が現れ、鎮痛剤投与などの処置を受けたが頭痛などが続いた末、同月中旬に容体が急変、意識を失い死亡した。