記者会見する福田知事(右)=30日午後6時10分、県庁

 福田富一(ふくだとみかず)知事は30日の記者会見で、新型コロナウイルスに感染した軽症者・無症状者の宿泊療養施設として、宇都宮市泉町の「ホテル丸治」に111室を確保したことを明らかにした。5月初旬から受け入れる。

 栃木県の公募には19施設1千室以上の応募があった。そのうち(1)地理的に県内医療機関と連携しやすい(2)当面の患者受け入れが可能な居室数(3)患者と接触しないようなゾーニングが可能な構造-などの観点から同ホテルに決定した。追加の施設については協議中という。

 施設で受け入れるのは、高齢者や妊婦、基礎疾患がある場合などを除き、医師が軽症ないし無症状と判断した患者。現在、陰性の確認検査を始めた患者は15人おり、今後医師の判断でホテルへの移送を決める。入所の際は専用車で移動する。

 医療スタッフは24時間電話対応ができる医師が1人、臨床検査技師1人、常駐の看護師2人の計4人。県立病院から派遣する。食事の配膳などの生活支援は県職員8人(昼間6人、夜間2人)が行う。調理などの業務に同ホテルの従業員約10人も当たる。

 同ホテルの福田治雄(ふくだはるお)社長(75)は下野新聞社の取材に対し、「業界全体で影響を受けているが、地域のためにも何かお手伝いできないかと思った。早期収束を願い、万全の態勢でやっていきたい」と話した。