パソコンやスマホでおおたわら七福神巡りを疑似体験できる動画

 栃木県大田原市上奥沢の広告企画制作会社プランニングオフィスワン(坂内昭(さかうちあきら)会長)は、新型コロナウイルスの影響で春の開帳が中止となった「おおたわら七福神巡り」を疑似体験できる動画「スマホで巡るおおたわら七福神」を制作した。「動画を見ながら手を合わせ、自宅で一緒にお参りしてほしい」と企画。開帳日と同じ5月1日から7日間限定で、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開する。

 同巡りは地域活性化を目的に、2004年に市内1社6寺で始まった。開帳日は1、5、9月の各1~7日だが、県の外出自粛要請に伴い5月は中止となった。御朱印の押印も行われない。

 近年は御朱印ブームの影響もあり、毎回千人以上が参詣していた。同巡りの立ち上げに関わった坂内会長は「こんな時こそ神仏にお参りしたい気持ちだろうと考えた。皆さんの分まで心を込めてコロナ終息をお祈りし、その様子を撮影してきた」と動画制作への思いを語る。

 各社寺の鳥居や山門をくぐる場面から、お堂を拝み御朱印をもらうまでの一連の流れを、参詣者目線で約20分の映像にまとめた。随所で正しい参詣手順や社寺の概要をテロップなどで説明。最後に「皆さまに御利益がありますように」と締めくくっている。

 同巡り事務局の近藤忠雄(こんどうちゅうゆう)長泉寺住職(63)は「多くの人が開帳を楽しみにしてくださっていたので、中止は大変残念。今は動画でお参りしていただき、9月のご開帳でぜひ訪れてほしい」と呼び掛けている。動画は市観光協会とおおたわら七福神のホームページからアクセスできる。