新型コロナウイルスの感染拡大で非常事態宣言をしている那須塩原、大田原、那須の3市町の首長は28日、大型連休期間中の感染拡大防止を訴える「共同非常事態宣言」を連名で発表した。北那須地区3市町への不要不急の流入抑制や、県北地域の医療崩壊を防ぐために連携した対応を講じるとしている。期間は5月6日まで。

 那須塩原市は24日、大田原市と那須町は27日にそれぞれ非常事態宣言をしている。共同宣言は、観光地を抱える北那須地区で計8人の感染者が確認されていることを踏まえ、大型連休中の感染拡大防止に危機感を共有して取り組む狙い。

 3市町とも道の駅を完全閉鎖するなど今後も連携して足並みをそろえ、域外からの流入抑制策を講じる。

 また医療崩壊を防ぐ取り組みとして、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)那須塩原市長は「限られた医療資源を北那須地区全体で効率的に活用する」とし、県の協力医療機関などで軽症者の受け入れ態勢の充実を図ることや、PCR検査体制の強化に向けた「地域外来・検査センター」の早期設置へ「連携して取り組む」としている。

 渡辺市長は「感染拡大防止のため、大型連休前に3市町共同で強く危機意識を発信したかった」と話す。

 大田原市の津久井富雄(つくいとみお)市長は「3市町は生活圏が一緒。共同戦線を張り、一丸となって大型連休期間の流入を抑制するメッセージをしっかり出す」、那須町の平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長は「3市町で絶対に感染を拡大させない強い意志と行動で対処したい」などと強調した。