「休校期間中に学習教材や動画を広く活用してほしい」と語る宇都宮大共同教育学部付属小中学校の池田校長(右から2人目)=28日午後、県庁記者クラブ

 宇都宮大は28日、同大共同教育学部付属小中学校の教員が作成した学習教材や動画を県内市町の小中学校などへ広く提供する、と発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で休校が長期化する中、児童生徒の家庭学習を支援する。

 同大によると、動画は現在、小学生向けが69本、中学生は33本。小学社会の「都道府県マスターになろう」、音楽の「リズム遊び」、中学理科の「自然の中に生命の営みを見つけてみよう」など、各教科の多彩な内容だ。今月から順次、配信している。

 付属小中学校のホームページから誰でも無料で視聴でき、ワークシートもダウンロードできる。休校期間が延長されれば、動画や教材は追加していく。インターネット環境が整っていない家庭に対しては、各学校を通じて、動画を記録したDVDやワークシートの配布を想定しているという。

 付属小中学校の池田聖(いけださとし)校長は「教材作成などに苦慮している学校は少なくないはず」と指摘し、「本校は研究の蓄積の上に立って授業作りができる人的な体制が整っている。県内各学校のニーズに応え、県内外の休業中の学びを応援したい」と力を込めた。

 県小学校長会の栗原武夫(くりはらたけお)会長は「動画や教材は内容の幅が広く、子どもたちの学びに非常に有効」と受け止め、「若手教員の研修にも活用したい」と語った。