市が導入したサーマルカメラ

 【さくら】市は新型コロナウイルス感染症拡大防止策の一環として、顔部分の表面温度を瞬時に計測できるサーマルカメラを県内市町で初導入した。来庁者の健康管理の目安になればと27日から、市役所入り口などに設置する。花塚隆志(はなつかたかし)市長は導入理由を「市民の安全と煩雑化する窓口業務環境下で、職員らも含めた体調管理の一環」と話した。

 機器はリース契約で、円筒型のサーマル(熱、温度)カメラにモニターと記録機材などが付属する稼働型を3セット導入。このほか、手持ち型のサーマルカメラ4台を入れた。

 設置場所は本庁舎1階の正面玄関入り口と第2庁舎前、喜連川庁舎入り口の3カ所とした。来庁者はモニターに映った自分の表面温度を瞬時に確認できる。また、窓口業務で大勢と接する職員にも利用を促す。手持ち型は保育園に貸与し、園児の体温チェックで使用する。

 サーマルカメラを納入した宇都宮市野沢町、新日本通信高柳雅洋(たかやなぎまさひろ)専務によると、モニターには、接近した人物像がそのまま映し出され、頭頂部付近に顔の表面温度が表示される。高温は赤色で低温は青色と、表面温度の分布をサーモグラフィで示す方法もある。どちらも複数人を瞬時に判断し、画面分割による同時表示も可能という。また、設定した温度を超えると音声で警告する機能やアラーム音の発生にも対応する。

 市幹部は「コロナが終息して各イベントが再開可能となった時、会場で参加者の健康チェックにも使えそうだ」と先々の活用も視野に入れている。