工業用ミシンでマスクを作る黒羽支部のメンバー

布マスク用生地となるTシャツなどを寄贈した奈良社長(左から2番目)とマスク作りを始めた黒羽支部の小西支部長(左)

工業用ミシンでマスクを作る黒羽支部のメンバー 布マスク用生地となるTシャツなどを寄贈した奈良社長(左から2番目)とマスク作りを始めた黒羽支部の小西支部長(左)

 【大田原】新型コロナウイルス感染拡大を防ごうと、市内で手作りマスク活動の輪が広がり始めている。24日には市ボランティア連絡協議会黒羽支部のメンバーが製作を始め、市内のスポーツ店が生地用のTシャツやゴムひもなどを橋渡し役の市社会福祉協議会に寄贈した。市社協は「子ども食堂の児童や生活困窮者などに配りたい」とマスクの完成を心待ちにしている。

 マスク製作は市社協が同連絡協議会に依頼し、工業用ミシンを持つメンバーもいる同支部が引き受けたが、小西久美子(こにしくみこ)支部長(69)は「ゴムひもは手に入りにくい状況だ」と現状を説明する。

 こうした中、紫塚、奈良スポーツの奈良靖久(ならやすひさ)社長(78)は若手社員の提案で不織布マスクを社協に寄贈するとともに、ゴムひもや海外への慈善活動用に保管していたTシャツも提供することを決めた。「布マスクを作り始めた取引先から、Tシャツの生地がマスク用によいと聞き、使ってもらおうと思った」という。

 24日、奈良社長らは市社協会長の津久井富雄(つくいとみお)市長にTシャツ500枚、ゴムひも200メートル、不織布マスク1200枚などを贈った。

 同支部では小西支部長らメンバー8人が、2カ所の活動場所に分かれて作業を開始した。約400枚を作る。その後は、社協を通じ今回受け取ったTシャツを活用する予定。

 Tシャツ1枚から大人用5枚分と子ども用1枚分(子ども用のみ約10枚分)の生地が取れる。小西支部長は「今後もTシャツを提供してくれるので、市内で工業用ミシンを持っていて、ボランティアで協力してくれる方がいれば」と話している。