食品を運ぶ時はタクシーに「貨物」の表示をする

 新型コロナウイルスの影響でタクシー乗客が減る中、下野市の石橋タクシー(石橋、荒川弘幸(あらかわひろゆき)社長)と小金井タクシー(小金井、荒山栄(あらやまさかえ)社長)の2社が24日までに、飲食店のデリバリーを支援する事業に乗り出した。

 赤羽一嘉(あかばかずよし)国土交通大臣が21日、タクシー事業者の貨物運送を特例的に認めると発表したのを受け、栃木運輸支局に申請し、有償運送許可を受けた。

 タクシーは原則、人以外は運べないが、この特例措置で貨物扱いになるテークアウト弁当などの食品も運搬可能になる。緊急事態宣言期間に調整期間を加えた5月13日までの期限付き。

 石橋タクシーの荒川社長は「テークアウトを始めても個人商店では配送にまで手が回らない。そうした店と協力し、助け合いたい」と説明。料金は、依頼を受けたデリバリーの数量などから決めるという。

 小金井タクシーの荒山社長は「地元の店から『運べないか』との問い合わせがあり、許可を受けた」と話す。両社とも地元の商工会に加盟しており、商工会などを通じて顧客の掘り起こしを図りたい考え。

 栃木運輸支局によると、24日現在で県内では2社を含め3社が特例措置の許可申請を出しているという。