大麦工房ロアが販売支援に乗り出した足利フラワーパークの土産品=24日午前、足利市

 菓子「大麦ダクワーズ」など製造販売の大麦工房ロア(足利市大月町、浅沼誠司(あさぬませいじ)社長)は24日、本社直売所レストラン内で「あしかがフラワーパーク」向けに製造した他社製土産品も販売する「フラワーパーク応援企画」を始めた。同園と取引する物産関係企業は最も来場者が増えるこの時期に向け、大量の土産品を製造していたが、新型コロナウイルスの感染拡大による休園延長で大量の在庫を抱え、困り果てている。

 あしかがフラワーパークは目玉の「大藤」が開花期を迎える13日~5月19日に「ふじのはな物語~大藤まつり」を予定していた。しかし感染拡大に伴う国の緊急事態宣言が発令され、4月22日までの臨時休園期間を5月6日まで延長した。

 年間150万人超の来場者のうち、昨年の大藤まつりには73万人超が訪れた。このため今年の大藤まつりに向け、取引企業は同園のプライベートブランド(PB)商品を増産していた。

 同園に菓子土産品を納めている大麦工房ロアも、直売店やレストランを訪れる予定の観光バス350台がキャンセルになるなど大きな影響を受けている。休園期間の延長に衝撃を受けた上武裕(うえたけゆたか)専務は「在庫を抱えるのは当社ばかりではない。他の観光施設も閉まっており、商品販売をお手伝いしようと考えた」と説明する。

 応援企画の商品は、消費期限を過ぎれば廃棄せざるを得ない食品。具体的には他社製のいちご菓子やクッキー、大福、餅菓子、煮豆、しょうが加工品のほか、自社製のダクワーズの7アイテム3千セット。いずれも4割引きから半額以下で販売している。

 上武専務は「この時期、足利の商人は全てあしかがフラワーパークを軸に回っていると言っても過言ではない。皆で何とか乗り越えるしかない」と話している。