【真岡】市夏祭町会連合会の石坂博(いしざかひろし)会長や市夏祭り実行委員会のメンバーが24日、市役所を訪れ、7月24~26日に予定していた恒例の「真岡の夏まつり 荒神祭(こうじんさい)」の中止を石坂真一(いしざかしんいち)市長に報告した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う措置で、祭りが現行の形態となった1954年以来中止は初めて。

 例年7、8月に市内で開かれる「久下田祇園(ぎおん)祭」と「中村夏祭り」、「尊徳夏まつり」の中止も24日までに決まり、各地域の主要な夏祭りは全て開催が見送られることになった。

 このうち「日本の夏祭り百選」にも選ばれている荒神祭は、毎年7月下旬に3日間の日程で連合会が主催。市中心部の7町会が交代で当番町会を務める。各町会などの山車屋台9基が集結する「ぶっつけ」が披露されるほか、大前(おおさき)神社の荒宮と祭り人集団「真若(しんわか)」の男万灯(まんどう)神輿(みこし)のみこし2基による勇壮な五行川渡御、花火大会などが催され、例年期間中は計約30万人の人出でにぎわう。

 荒神祭の開催の可否を最終判断する実行委が21日、市内で開かれ対応を協議。全会一致で中止を決定した。当番町会は今年の泉町が引き続き来年も担うほか、一年交代で一回のみしか就任できない真若の神輿委員長も継続となる。大前神社が7月21日に行う「荒神社大祭(夏祭始祭(はじめさい))」は神事として実施される。

 石坂会長は「秋への延期という話も一部にあったが、感染の終息が見通せない中では難しく、断腸の思いで中止を決めた。来年の夏まつりは今年の分まで盛大にやりたい」と語った。