備え付けの竹串でボタンを押す市職員

 【佐野】市庁舎にあるエレベーター内のボタンの脇に21日、発泡スチロール板と、板に刺してある50本近くの竹串が用意された。来庁者が希望の階のボタンを押す際、直接ボタンに触らずに竹串を使うことで新型コロナウイルスの感染予防につなげることが狙いという。

 発泡スチロール板は縦15センチ、横20センチ。庁舎内のエレベーター3基全てに取り付けられた。市財産活用課の職員が4センチに切りそろえた竹串を刺してある。使用後の串は近くに設置したペットボトルに入れてもらい、消毒を施し再利用する。外側のボタンは委託業者が定期的に清掃しているという。

 同課の担当者は「不特定多数の人が素手で触るエレベーターのボタンには感染の危険があるという情報を得て、対応を検討してきた。中国ではつまようじを使って感染防止していた、という話も聞いた」と経緯を説明する。

 市民の反応は上々のようで、「かなりの頻度で竹串を補充している。今後も感染拡大を回避するための取り組みを地道に進めていきたい」としている。