県警が貸し出している特殊詐欺撃退機器(右側)

 県内で昨年発生した特殊詐欺被害が計約6億円に上る中、被害を未然に防ごうと県警が貸し出している「特殊詐欺撃退機器」を設置した世帯ではこれまでに被害が1件もなかったことが27日までに、県警の調査で分かった。機器を取り付けた固定電話が電話を受けると、自動的に「振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、会話を自動録音する」との警告メッセージが流れる仕組み。調査の結果、9割以上の世帯で不審な電話を受けなくなったという。県警は「効果がある」として普及促進に力を入れる方針だ。

 県警は機器を250台所有しており、2015年5月から18年1月までの約3年間に、県内の745人(平均年齢約77歳)に無償で貸した。貸出期間は最長1年。