外池酒造店のスピリッツ「Tono77」

 外池酒造店(益子町塙、外池茂樹(とのいけしげき)社長)は月内に、新型コロナウイルスの手指消毒用にも代用できる高濃度アルコールの飲料スピリッツ「Tono(トノ)77」を発売する。

 国税庁は消毒用アルコールの需給逼迫(ひっぱく)を受け、醸造会社に高濃度エタノール製品の製造要件を緩和しており、県内でいち早く製品化に乗り出した。

 同社は単式蒸留設備を備えており、日本酒以外に焼酎などを造っている。「コロナによる危機的状況を改善することに、何かお役に立ちたい」(外池社長)という思いから保健所や消防署などの指導を受け、製造にこぎ着けた。

 Tono77は、醸造用アルコールに香料を加えてろ過し、アルコール度数77%のスピリッツにした。容量は500ミリリットル。希望小売価格は1375円。

 外池社長は「緊急的な製造であり、原料や資材の調達などにも課題がある。製造は少量での開始になるので、医療機関を優先したい」と話している。