サイトをPRする海老沼さん(右)と玉井さん

 【佐野】新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が激減している飲食店を盛り上げていこうと、市内のグラフィックデザイナーら有志がこのほど、会員制交流サイト(SNS)でテークアウトに関する情報発信を始めた。各店の従来の持ち帰りメニューに加え、感染拡大により新たにテークアウトを始めた店の情報も提供。スタッフは「社会が元通りになるまで発信し続けたい」と意欲を見せる。

 サイトは「佐野市栃木市足利市テイクアウトマップ」。インスタグラムやフェイスブックで発信する。

 「飲食店の厳しい状況を知り、SNSを活用して何か応援できないかと思っていた」という大橋町のデザイン事務所代表海老沼寛子(えびぬまひろこ)さん(44)が、以前から交流のあった佐野から揚げ協会の玉井成美(たまいなるみ)会長(43)らとともにボランティアで立ち上げた。

 玉井さんは「自分が知っているだけでも、最近10~15店でテークアウトを始めている。個別に発信するより、一つに集約した方が伝わりやすいのではないか、と意気投合した」と話す。

 海老沼さんがサイトのデザインや投稿、玉井さんらが各種イベントで培った人脈を生かした各店舗への声かけなどを、それぞれ担当。栃木、足利両市の店舗情報も盛り込むという。

 本格的な運営が始まった8日からの10日間ほどでメニューを紹介する約20件の投稿があり、フォロワーはインスタグラムが約500、フェースブックが約300に上ったという。

 市もこの取り組みに賛同し、「さのまるSNS」などでサイトのPRや投稿の呼び掛けを開始。市都市ブランド推進課の担当者は「徐々に知られてきたようで、『このサイトを見てランチを決めている』といううれしい声も寄せられている」と手応えを口にした。

 (問)海老沼さんメール ebihirokodesign@gmail.com